成分と含有率
SDS資料内の成分欄で、どの成分がどれくらい含まれているかを確認します。
資料内:成分欄SDS x IFRA
精油の安全性のために、
SDSの必要な情報を、
正しい順番で確認しましょう。
このページは、SDS全文を説明するためのものではなく、 IFRA照合へ進むために必要な入口だけを整理したページです。 まず見るのは、SDS資料内の「成分欄」「人への影響欄」「アレルゲン欄」です。
SDSで最初に見るのは、成分の種類だけではありません。 人への影響、そしてアレルゲン情報まで合わせて確認します。 このページでは、IFRA照合へ進むための入口を3つに絞って整理します。
SDS資料内の成分欄で、どの成分がどれくらい含まれているかを確認します。
資料内:成分欄SDS資料内の危険性欄で、皮膚刺激や皮膚感作など、人への影響を確認します。
資料内:人への影響欄SDS資料内のアレルゲン欄で、表示や濃度設計に関わる成分を確認します。
資料内:アレルゲン欄IFRA照合の出発点は、SDS資料内の成分欄です。 このSDSでは、Linalol、Cinéol 1,8、Camphre などの主要成分に加え、 CAS番号、含有率、危険分類が同じ表の中にまとまっています。
SDS資料内:成分欄 / Composition
SDS資料内の危険性欄では、その精油全体としての危険分類を確認します。 IFRA照合では、特に皮膚刺激や皮膚感作に関する情報が重要です。 このSDSでは、Skin Irrit. 2 / H315、Skin Sens. 1 / H317 が記載されています。
SDS資料内:危険性欄 / Hazards Identification
SDS資料内のアレルゲン欄には、化粧品規則などに関係する成分が記載されることがあります。 ここは、成分欄で見た内容と照合するための重要な場所です。
SDS資料内:アレルゲン欄 / Allergens
SDSだけで、完成品に使える上限が決まるわけではありません。 SDSは、IFRA照合に進むための材料を拾う資料です。
SDS資料内の成分欄から、確認すべき成分名とCAS番号を拾います。
精油中にどの程度含まれるかを確認し、主要成分かどうかを見ます。
拾った成分がIFRA Standardや関連資料で制限対象かどうかを照合します。
精油の中の%と、完成品に何%入れるかは別です。ここを分けて考えます。
たとえば、精油中に Linalol が最大 50% 含まれる場合でも、 完成品にその精油を何%配合するかによって、最終製品中の Linalol 濃度は変わります。 SDSの%と、完成品の配合率は分けて考える必要があります。
Linalol 25.00〜50.00%、Cinéol 1,8 15.00〜35.00%、Camphre 8.00〜20.00% が主要成分として並びます。 成分欄の含有率と見比べる補足材料です。
この物質および一部成分が IFRA Code of Practice に関係すると記載されています。 つまり、SDSで拾った成分情報をIFRAへつなげて読む前提がここでも示されています。
Linalol を例にすると、成分欄とアレルゲン欄をどうつなぐかが見えてきます。
成分欄では Linalol ≤50.00% と記載。アレルゲン欄では Linalol 25.00〜50.00% と記載されています。
この精油では、Linalol が主要成分であり、アレルゲン欄にも出ています。そのため、IFRA照合では優先して確認する成分になります。
IFRA Standardで該当成分を確認し、使用カテゴリごとの制限値と、完成品中の濃度へ換算して確認します。
SDSは重要な資料ですが、最終判断そのものではありません。 IFRA、製品カテゴリ、完成品の配合率、日本の販売区分を組み合わせて確認する必要があります。
SDSは成分と危険性を示す資料です。完成品での使用可否は、IFRAや製品カテゴリと合わせて見ます。
天然精油にも、皮膚刺激、感作、光毒性、アレルゲンに関係する成分があります。
成分欄、人への影響欄、アレルゲン欄をセットで見ます。
香りづくりは、感性だけでは完結しません。 精油の成分、濃度、使用カテゴリ、容器、表示。 それぞれを丁寧に確認することで、香りは安心して届けられるものになります。
A10プランニングでは、香りの価値を美しく届けるために、 香水瓶や容器選びだけでなく、ブランドとして整えるための情報も発信しています。